都市ガスの知識

都市ガスの13Aと12Aの違いとは?発熱量の違い?

2016/10/29

コンロ

「コンロの横に13aって書かれているけどこれってなに?」

「都市ガス使用しているけど13aと12aってどう違うの?」

なんてあなたは思っていませんか?

2017年4月の都市ガス自由化もいよいよ身近に迫ってきましたが、都市ガスにはいくつかの種類があることをご存知でしょうか?
ガス料金が割安になるお得なガス自由化ですが、肝心のガスの種類をよく理解していないと、いざという時に慌ててしまいます。
そんなことにならないように、今回は都市ガスのいくつかの種類の中でも主流となっている12Aと13Aのガスについて勉強してみましょう。

都市ガスの12Aや13Aってあるけどこれって何?

都市ガス

都市ガスの供給されているガスの種類は、13A・12A・6C・5C・L1・L2・L3と7つのグループに分類され、さらにL1のグループには6B・6C・7C、L2のグループには5A・5B・5AN、L3のグループには4A・4B・4Cと合計13種類のガスがあります。
都市ガスは、産出されるガス田ごとに性質も組織も異なっているために、原料となる組織の違う天然ガスを使用していた事によって、このように多くの種類のガスが存在していました。
多くのガスの種類が存在していては利用者の混乱を招くため、経済産業省が主導となってより熱量の高い13Aへと統一するように進められています。
そんな統一の動きの中、現在都市ガスの多くは12Aと13Aがほぼ主流となっていて、多くの都市ガス会社で使用されているガスの種類で、現在はほぼ都市ガスはこの2種類に分けられています。

都市ガスが12Aか13Aの見分け方とは

ガスコンロにしてもガス給湯器にしても、ガスを使用する機器には必ず本体に使用するガスの種類が記載されています。
本体の側面や裏面などに仕様が記載されたラベルが貼り付けてあり、本体の型式や熱量なども一緒に記載されているので、よく確認してみましょう。
またガスメーターにもガスの種類の記載があり、12Aや13Aという記載ならその種類の都市ガスと言うことになり、LPGの記載ならその場合は都市ガスではなくLPガスということになります。
万が一間違いがあっても困りますから、最終的には契約してるガス会社に確認してみるのが良いでしょう。

都市ガスの12Aと13Aの違いは何?

都市ガス

都市ガスの12Aと13Aの違いは、一言で言うと熱量の違いと言うことになります。
元々都市ガスには熱量に応じた規格があり、現在の主流となっている規格が12Aと13Aとなっています。
ガスの単位は一般的にm³(立方メートル)で表示され、1m³当たりの熱量が13Aで10,000~15,000kcal/m3、12Aで9,070~11,000kcal/m3とわずかながら熱量に違いがあります。
現在は東京・大阪・東邦など大手ガス会社をはじめとした、都市ガス会社のほとんどは13Aのガスを使用している状況です。
12Aのガスについては、現在の所中小の都市ガス会社の一部でのみ使用されています。
ちなみにLPガスの熱量は、都市ガスの中でも一番熱量の高い13Aのおよそ2倍の24,000kcal/m3ほどあるので、当然ガス器具は共通しては使えないので注意しましょう。

数字とアルファベットの意味は?

都市ガスの数字が表す意味は発熱量を表していて、13Aの発熱量は10,000~15,000kcal/m3なので13という数字で表示され、6Aの発熱量は5,800~7,000kcal/m3なので6という数字で表されます。
13Aや6Aや6Bといった数字の後のアルファベットの意味は、燃料速度を表しています。
燃料速度とはガスの組成によって決められているもので、Aは遅い・Bは中間・Cは速いというように分類されています。

都市ガスの種類は地域によって違ってくるの?

都市ガス

都市ガス自由化に向けて、全国に200社以上ある都市ガス会社で取り扱っているガスの種類も97%ほどが13Aのガスとなっていて、さらに残りの12Aなどのガスも13Aに変換が進められてきています。
しかし、まだ一部の地域では13Aではない種類のガスが使用されている地域があります。
そのために100%まで13Aのガスに変換が完了していない以上、地域によってはガスの種類が違うと言わざるを得ない状況です。
岩手県内の5つの都市ガス会社で提供されているガスは、P13Aという高カロリーのプロパンガスを空気と混合して都市ガスに適したガスに改質したガスが使われています。
このP13Aの使用している地域では、通常の13Aのガス機器は使用できず、使用するためにはP13A仕様に内部変更する必要があります。
このP13Aは、岩手県すべての都市ガス会社の他、青森・山形・長野・静岡などの一部の都市ガス会社で使用されているために注意しましょう。
このようにまだすべての地域で13Aのガスに統一されていないために、引越の時などに慌てないよう都市ガスは、地域によってガスの種類が違うという認識を持っておきましょう

都市ガスの成分は事業者によって違う?自由化の影響は?

自分の地域の都市ガスの種類を調べるには?

まずは自分の地域にガスを供給してくれている都市ガス会社の正式な名称をよく確認しましょう。
確認できたら、そのガス会社のオフィシャルホームページなどには必ず提供しているガスの種類が記載されているので、それを見ればガスの種類を調べることが出来ます。
ガスの種類については、ガス器具の互換性の問題もあるので自分で勝手な判断をしないで、ガス会社に事前に問い合わせをして、ガスの種類を確認するのが一番確実です。

12Aと13Aでガス器具は変わってくるの?

コンロ

12Aと13Aでは、わずかですが熱量が違います。
そのため基本的に使用できる器具は変わってくるのですが、最近の都市ガスに対応しているガス器具の多くは、12Aと13Aの両方のガスが使える両用型が主流となってきています。
12Aと13Aの両用型であれば、特にどちらのガスの種類であっても気にすること無く使用する事が出来ます。
また12Aと13Aでは、部品交換などの機器調整によって使用する事ができます。
ただ高価なビルトイン型のガスコンロや給湯器などの場合は良いのですが、安価なガスコンロなどの場合は、手数料や部品代などを入れると新品を購入するよりも高くなるケースもあるので、事前に確認してみましょう。

都市ガス自由化になると13Aなどのガス規格はどう影響するの?

都市ガス自由化となれば、自由に今よりも料金の安い会社に変更することが出来るわけですが、ガスの種類が違うからという理由で乗り換えられなくなっては困ります。
そのため現在は全都市ガスの97%ほどが13Aに統一され、今後も13Aの統一に向けての変換作業は進められていくと思われます。
今後都市ガスの自由化が行われ、新規参入のガス事業者がでてきて競争が激しくなると思われる大都市部では、すべて13Aのガスに統一されています。
そのため東京ガス・大阪ガス・東邦ガスなどのエリアではガスの規格の問題は影響はなく、今後自由化の波が地方に広がりを見せ、さらに13Aへの統一が進められていくのではないでしょうか。

まとめ

現在の段階では、全都市ガスの13Aが97%、12Aが2%と12Aと13Aで全都市ガスの99%までを占めている状況にあります。
それだけに、今後の都市ガスの自由化を迎えるに当たっての契約会社の乗り換えのための知識として、12Aと13Aの違いについてはよく知っておく必要があります。
自由化の乗り換え時に慌てないようにするためにも、正しい知識を身につけて都市ガスの自由化を迎えましょう。

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