プロパンガス会社の失敗しない選び方。選ぶポイントを解説
2016/12/18
「プロパンガス激安料金の勧誘で契約したら、途中からだんだん料金が高くなって困った!」
「大きな会社だから大丈夫と思って契約したら、すごく料金が高いけどどうしてなの?」
「すごく料金が安いって聞いたから契約したけど、なんだか全然前の会社と違いが無いみたい!」
「ガス会社を変更しようとしたら、法外な違約金を請求されたけど、これって正当な請求なの?」
あなたもこんなガス会社とのトラブルに巻き込まれたり、こんな隣人の方からの話を耳にしたことはありませんか?
最近都市部ではガス会社による悪質な勧誘行為が良く発生してして、こう言ったガス会社と契約内容を良く精査しないで契約すると、後々トラブルに発展してしまうことがあります。
特に多く見られるトラブルが、契約した時点では激安料金だとして契約したのに、途中から勝手に料金の単価を値上げされて、結局は前のガス会社の料金よりも高くなってしまうようなケースです。
途中で気付いて連絡を取ってはみても、契約内容を良く確認していなかったために、説明はされていなくても契約書にはそういった内容の記載がされていたりすると、途中で解約することが出来ないことも・・・。
このようなトラブルに巻き込まれないで優良なガス会社へ乗り換えがスムーズで行えるように、今回は「プロパンガス業者の失敗しない選び方。選ぶポイントを解説」をご紹介しましょう。
目次
激安料金の営業で、ガス会社の変更は×!
電力料金や都市ガス料金のように公共料金の位置づけとなっていると、国の審査無くして勝手に料金を値上げすることはできず、値上げの時には契約者に対して必ず告知をしてから値上げを行います。
しかしプロパンガス業界の料金は昔から自由価格となっていることもあって、原油輸入価格の高騰や物価の上昇などを理由に、ガス会社の都合で勝手に値上げに踏み切っているところが多いのも事実です。
最近都市部で良くある「過激な料金を売りにした勧誘チラシ」をばらまいて契約を獲得しているガス会社などは、契約する時の従量単価は280円とかなりの安い単価で契約してくれます。
しかし半年も経たないうちに単価は380円となり、1年後には480円となり、気付いたときにはスタートしたときの単価の2倍の560円まで値上がりしていたと言う手口を使ってきます。
チラシで勧誘してくるガス会社がすべてこう言った手口を使ってくるわけではありませんが、現実的にあまりに安い価格で勧誘をしてくる会社は採算がとれないので、途中から料金を値上げしてくる可能性が非常に高いと考えるのが無難です。
そういったことがあるので、安易に価格が安いからと言ってチラシで勧誘してくるガス会社と契約するのは、おすすめできません。
プロパンガスの基本料金や従量料金の単価がわからないで契約するのは×!
プロパンガス料金は、ボンベの配送や検針などの経費として発生する費用として請求される「基本料金」と、実際に使用したガスの使用量の「従量料金」の2つの組み合わせで決められています。
しかしこの基本料金と従量料金の単価は、ガス会社にとって契約者に知られると値上げをした事がばれたり、他社と料金を比較されたりする危険がある為に、あえて伏せている会社がほとんどです。
しかもプロパンガス料金は、地方に行けば行くほど配送コストが掛かってしまうために、都市部と違って相場の料金も非常に高くなっているのが実情です。
そのため自分が生活している地域のプロパンガスの料金が、はたしてどのくらいの金額が適正なのかよくわからないで契約しているという人がほとんどのようです。
平均的な料金がわからないと、ガス会社から激安価格などと提示されても本当にその料金が安いのかどうかも判断がつきません。
まして途中で料金を値上げされたりしても、正当な値上げなのか不当な値上げなのかも見分けがつかなくなります。
当サイトでは、そんな各地の平均的な料金と交渉可能な適正価格を掲載しているので、皆さんの住んでいる地域の料金と比較して、よく覚えておくように心がけましょう。
じつはプロパンガス会社のほとんどが基本料金や従量単価を公表していない!
じつはプロパンガス料金が自由価格に設定されていることもあって、プロパンガス業界が業界ぐるみで基本料金や従量単価を自由にコントロールしている悪しき伝統のようなものが存在しています。
この件は国の機関でも問題視されていて、経済産業省が以前行った調査によると、全国に約20,000社あると言われているプロパンガス会社のうち、ガス料金を正直に公開している会社は、わずか55社にとどまっています。
率にするとなんと0.275%と驚くべき低い公開率になっていて、さらに驚くことに契約者全員に同じ料金でガスを提供しているガス会社は、全体の約20%ほどしかありません。
その他の8割を越えるガス会社は、契約している人によって何段階にも料金単価を設定していて、同じガス会社からガスの供給を受けていても、まったく料金が違うという現象が起きています。
本来であれば電力料金や都市ガス料金のように、基本料金も従量単価も公開して契約者によって料金が違うようなことが無いのが当たり前なはずですが、この常識が通用しないのがプロパンガス業界でもあるんです。
こういった実情を良く頭の中に入れて起きて、ガス会社の乗り換えを検討するようにしましょう。
大きい会社だから大丈夫と思って契約するのは×
一般的な小売業の場合、小さな商店よりも大型店舗の方が大量仕入れなどのメリットがあって、販売価格も安い傾向にありますよね。
しかしプロパンガス業界においては、こう言った常識はまったくあてはまらずに、むしろ大きな会社ほど多くの従業員をかかえていることもあって、料金は高めになる事も少なくありません。
新しく契約する時にはやはりどんな会社か気になって、つい参考にするため会社の規模や従業員数などに目が行ってしまいます。
たしかに地元に根ざして歴史もある様なガス会社であれば一定の安心感はあり、悪徳業者だったりする危険は少ないと思われます。
しかし、実際にガス料金が安いと言う事とはまったく比例していなく、むしろ単価としては大きな会社ほどプロパンガスの料金は高い傾向があります。
ですので、会社の規模が大きいからという理由で、料金が安いのではと決めつけてしまうのは注意が必要となります。
契約した価格がずっと続くと思って契約するのは×!
契約する時に提示された従量単価は○○○円、提示された料金は、当然そのまま続くと考えて契約してしまうことは、絶対にしてはいけません。
ある程度原油輸入価格の高騰や物価の上昇などで、料金が値上がりすることがあるとは言っても、プロパンガス業界の場合は、年に3回も値上げされることが当たり前のように行われている業界でもあるんです。
公共料金であれば、かならず国の厳しい基準に沿って検査されているために、原油輸入価格が高騰したからといって料金の値上げを国に申請しても、値上げ幅を小さくされたり値上げそのものも認められなかったりすることもあります。
しかしプロパンガスの料金は、まったくガス会社が好きなように決めることが出来て、しかも単価も販売する人によって変えて販売することにも何ら規制がありません。
規制が無いことを良いことに、多くのプロパンガス会社は実際には必要ともしていない料金の値上げを、日常的に行っている会社が、数多く存在しています。
しかし、最近はこう言った問題がある業界に一石を投じている優良なガス会社も存在していて、料金を一定期間値上げしないと保証し、値上げする場合も必ず契約者に対して告知してから値上げしているというガス会社も存在しています。
このようにプロパンガス会社を選ぶときには、必ず不当な値上げをされることを防ぐ為にも、契約した料金がずっと続くと思って契約することは絶対に止めましょう。
都市ガスや電気料金のように値下がりすることもあると思っての契約は×!
都市ガスや電気料金の場合は、皆さんも経験があるのでよくご存知と思いますが、料金は原油価格の高騰や物価の上昇などの理由で値上がりもしますが、逆に当然値下がりすることもありますよね。
しかしプロパンガス業界では、料金は値上がりすることはあっても値下がりすることはほとんど無いのが実情です。
国内のプロパンガスの4分の3は外国からの輸入に頼っていて、のこりの4分の1についても国内の製油所で石油の精製から生産されています。
精製されるのに使われている石油もほとんどが外国からの輸入に頼っていることから、事実上プロパンガスのほとんどは外国からの輸入に頼っています。
それだけに輸入価格の変動によっては、料金が高くなったりすることも当然ありますが、値下がりすることもあって当然なはずです。
しかしプロバンガス会社の多くでは、仕入れるガスの料金が値下がりしても、会社に都合によって値下がりはほとんど行われていません。
こう言ったプロパンガス業界の現状を良く知っておかないと、公共料金のように適正な価格でのガスの供給を行う優良なガス会社とは契約が出来ないので、よく覚えておきましょう。
違約金の内容を確認しないで契約するのは×!
本来プロパンガス会社と契約すると、はじめにボンベとガスメーターやガス機器を取り付ける配管の工事費用がかかり、およそ一般的なところで15万円ほどと言われています。
またガスコンロやガス給湯器などのガス機器が必要な場合も、それぞれの機器をすべてリース契約として、定価の高い料金で販売しておき、すべて月々の使用料の中に含んで請求します。
利用する側ははじめの負担が全く掛からないので、すごくお得に感じてしまい高い器具や工事費用を分割払いさせられていることに気付かずにいるケースが多くあります。
今契約しているガス会社を変更せずにそのまま払い続けるのであれば問題にもならないのですが、比較的契約してからの年数が浅い段階で他社の乗り換えようとすると、これらの費用の残金をすべて違約金という形で請求されてしまいます。
たとえば配管工事費については15年掛かった工事費用が、10年ほど経過して解約した場合の残金は5万円ほどの違約金として請求されます。
ガス給湯器の場合、追い炊き機能付きのタイプだと通常20万円くらいで購入できますが、定価販売でリース契約されていると、40万円くらいで販売されていることもあります。
そうなると10年での契約だとして、まだ5年しか経過していないとすると、違約金は20万円とかなり高い違約金となってしまいます。
このような契約方法は、多くのプロパンガス会社で行われていて、一見はじめに初期費用がかからないのでお得に感じてしまい、安易に契約してしまい安いのが落とし穴です。
くれぐれも契約する時には、こういった違約金の内容について十分に説明を行ってくれる優良なガス会社でなければ十分な注意をして契約をしましょう。
料金を明瞭化し、誰にでも同じ料金で販売し、値上げをしない保証付きのガス会社は○!
ここまでは、散々悪いプロパンガス会社のお手本のような事例ばかりを紹介して、契約する会社の選び方で失敗しないような選び方についてご紹介してきました。
では、逆に考えてこんなプロパンガス会社なら優良な会社と判断できるポイントについてご紹介しましょう。
料金をはじめから明確化しているガス会社は○!
ここまで何回となくご紹介してきている通り、多くのプロパンガス会社では販売しているガス料金の内訳となっている基本料金と従量料金の単価を請求書や検針票には記載していません。
請求書や検針票に記載されているのは、合計の請求金額や検針してわかったガスの使用量についてのみの会社がほとんどです。
驚くべき事に、以前は正確な使用量も計測しないで、ボンベを交換するとこでのおおざっぱな料金の請求を行っていた時期もあって、ボンベにまだガスが残っているのに回収されたなどのトラブルが多発した事などから、現在のように検針のためのメーターが設置されたという背景がありました。
また本来であれば違約金の対象となってしまう配管工時費や機器代金の残りの代金についても、会社側は把握していても、契約者に対しての告知はほとんど行われていません。
それだけに優良といえるプロパンガス会社は、すべてそういった点において明確化されていて、基本料金・従量料金単価・リース契約している場合の残高など、すべて請求書や検針票に記載されています。
今後新たに優良なガス会社と契約したいと考えているのであれば、必ずこの料金が明確化されているガス会社を選ぶようにしましょう。
誰に対しても同じ料金単価でガスを販売しているガス会社は○!
プロパンガス業界のもう一つの闇とも言えるところに、販売している料金を人によって違わせているという問題があります。
例えば5件ならんで建っている住宅がすべて同じガス会社と契約していたとしても、料金はさまざまな事情によって5件ともすべて違う料金単価と言う事も珍しいことではありません。
酷いときには同じガス会社の料金であっても、Aさん宅の料金の従量料金単価は350円なのに、お隣のS
さん宅は525円と、1.5倍の料金を請求しているなんてこともありえます。
このように人によって契約している料金が違うと言う事は、自分だけ安ければ良いという問題では無く、いくら料金は自由に設定できると言っても、ガス会社としての信用にも関わる大きな問題です。
誰でもこんな人によって大きな料金の違いがあるプロパンガス料金にしている会社では、本当に信頼できないですよね。
それだけに、これから新たに契約しようとするガス会社は、誰に対しても公平に同じ料金を徴収している、優良なガス会社補選ぶように心がけておきましょう。
料金の値上げをしない保証を付けているガス会社は○!
これまで説明してきたように、プロパンガス会社は、正当な理由も無く勝手に告知もしないで料金単価を上げているガス会社が非常に多くあります。
一方でこの点においての優良なガス会社であれば、絶対に正当な理由が無い場合においての値上げをすることは無いという保証を付けているガス会社も存在しています。
また万が一その規定に反して値上げを行った場合には、その値上げした差額を返金してくれるというサービスまで行ってくれているガス会社も存在しています。
料金の値下げに対しても、仕入れ原価が下がれば料金も値下げされて当然なワケなので、その点においても優良なガス会社であれば、しっかりと対応してくれます。
このように一見当たり前のことが当たり前に行われていないのがプロパンガス業界なので、しっかりとそういった事にすべて対応してくれる優良なガス会社と契約するようにしましょう。
ユニークな特典があるガス会社は○!
最近はプロパンガス業界でも、価格競争が激しくなってきていることもあって、プロパンガスの供給に伴ってさまざまな付加価値のついたサービスを提供しているガス会社が増えてきました。
2016年4月に電力自由化に伴って、さまざまな電力事業に新規参入した新電力会社の多くも、同じような価格しか出せないために、より差別化を図るためにさまざまなサービスを展開しています。
2017年4月には都市ガスも自由化されることで、都市ガス会社も生き残りをかけてさまざまなサービスを提供することが予想されていて、そういった時代の中でプロパンガス業界もさまにそういったサービスを提供している流れが来ているようです。
具体的には、元々ガス会社の大手は新電力事業に参入している企業が多くあったこともあり、電気料金とプロパンガス料金をセットにして契約すると、何%割引きするなどのセット割を提供しているところが多くあります。
またPONTAカードなど、使用したガス料金に応じてポイントが付与されるサービスを提供していたり、ガソリンスタンドのガソリン代や灯油代と合わせてセット割引きするようなサービスもあります。
元々ガス会社では、家電製品を取り扱っていたり、米を取り扱っていたり、農機具を取り扱っていたり、不動産を取り扱っていたりと、本業以外でも多角経営している会社も多く存在しています。
そんな副業でやっている事業の分野を、ガスの契約者に対してより優遇して提供するようなサービスを展開しているガス会社も存在しています。
そのように、どうせガス料金が掛かるのであれば、そのようにさまざまな付加価値のあるサービスを提供してくれる、ガス会社を選んだ方が断然お得ですよね。
仲介業者を通して契約すると、簡単に優良なガス会社が探せる!
契約するのにおすすめしたい優良なガス会社の条件として「料金を明瞭化し、誰にでも同じ料金で販売し、値上げをしない保証付き」などの条件を上げてみました。
しかしこう言った条件をすべてクリアしているガス会社を自分で探そうとしても、現実としてほとんど不可能に違い話です。
それでは、どうやったらこのような優良なガス会社を探すことが出来るのかをご紹介しましょう。
仲介業者に依頼して、優良なガス会社を紹介してもらう
最近イーターネットなどでよく見かけるプロパンガス会社の料金を安くするために、今契約しているガス会社を他社に乗り換えるための手続きを、代行して行ってくれる仲介業者を利用する方法があります。
こう言った仲介業者には、しっかりとした基準をクリアした優良なガス会社が数多く登録されているので、依頼があった方に最適なガス会社をマッチングして紹介してくれます。
この紹介の内容には、今のガス会社よりも確実に料金が安くなり、途中で勝手に料金を値上げされることが無いような取り決めがされています。
本来自分で探したのでは、とてもわからないようなことをすべて予め調べている仲介業者に依頼すれば、簡単に自分の家で契約できる優良なガス会社を探すことができるのです。
そのような理由から、当サイトではガス会社を乗り換えるに当たって優良なガス会社を選ぶのであれば、仲介業者に依頼して探してもらうことをおすすめします。
仲介業者を利用するとカスタマーサポートが対応してくれるので安心!
優良なガス会社を紹介してくれる仲介業者には、窓口としてカスタマーセンターが設けられています。
そうしたカスタマーセンターが設けられていると、ガス会社との手続きがよくわからなかったり、今まで契約していたガス会社との間でトラブルが発生したときなどに、適切なアドバイスをしてくれます。
自分でガス会社を探したときなら、統一たことが発生したときにはすべて自分で解決しなければならず、トラブルがこじれてしまうと高額な違約金を払うことになったり、契約の乗り換えを断念したりすることも・・・。
その点においてもカスタマーセンターがあれば、そう言ったトラブルを適切なアドバイスで解決に導いてくれるので、安心して他社への乗り換え手続きを進めることが出来ます。
プロパンガス会社を手軽に選ぶなら料金の比較サイトがおすすめ
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まとめ
「プロパンガス会社の失敗しない選び方。選ぶポイントを解説」、今回はこちらの内容についてご紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
プロパンガス会社の失敗しない選び方としては、いくつか抑えておかなければならない重要なポイントがあるので、契約するガス会社を選ぶときには必ずそういったポイントを確認して契約しましょう。
しかし現実的に自分でそう言ったポイントがすべて揃っているガス会社を探すのは、かなりの郎量が必要となるので、1番おすすめしたい方法は、仲介業者に依頼して、契約する会社を探してもらうことです。
皆さんもぜひ、プロパンガスの料金を今よりも節約したいとお考えであれば、こういった仲介業者に依頼して、ガス会社を乗り換えてみましょう。
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